カスタマーサポートから生産開発にジョブローテしたサブマネージャーの「White Space(のびしろ)」

生産開発 加藤

こんにちは。HRマネージャーの田中です。
ホワイトプラスでは2018年にバリューを策定。社員が大事にしていく行動規範を決めました。半期に一度、3つのバリューそれぞれをもっとも体現しているメンバーを讃える「ホワイトプラス Value Awards」を実施し、表彰しています。

2019年上期の「のびしろで戦う~White Space~」部門は、異例の2名受賞。今回は、そのうちの一人、加藤 良(かとう りょう)さんのインタビューです。

「のびしろで戦う」って具体的にはどんな行動かは、こちらをご覧ください
また、このバリュー表彰者の選定にあたっては、以下のポイントを見ています。

のびしろで戦う~White Space~の表彰基準

  • 成長
  • 今までやったことがない挑戦
  • 事業貢献
  • 成果

といった要素を見て候補者をノミネートし、最終的には ”これまでと比べて成長度合い(差分)” で決定しています。

加藤さんの受賞理由は、「初めての領域、未経験分野での挑戦と成果」

表彰時に社長の井下と

以下は表彰状のコメントです。

ずっとCS(カスタマーサポート)畑でキャリアを積んできた良さんが、全く未経験の「生産開発部」という部署に異動し、サブマネージャーとして役割やポジションが激しく変わる中、事業の成長、チームの成果最大化という「コト」に向かい、のびしろで戦ってくれました。

異動してすぐに繁忙期の準備が始まり、業務のキャッチアップをしながら並行して繁忙期対策に取り組み、CS時代の経験を活用しながらも、他社の採用支援という非常に難易度が高く、過去にやったことがないレベルでの踏み込んだ取り込みを行い、各LC(※)の社長と信頼関係を築き、見事、目標の採用人数の採用を実現し、繁忙期を乗り越えてくれました。

さらに、品質管理を巻き取り、オペレーション定例MTGも新しいメンバーで回る状態を作ってくれました。
品質監査の設計の見直しにも挑戦し、初めての領域で未経験の業務にもかかわらず、どんどんチャレンジしてくれました。

異動したあと、なかなか思うようにパフォーマンスが出せず、悩み苦しんだ時期もありました。それでも諦めずに、前を向いて前進し、チームのために、事業を成長させるために、周りの協力を得ながら壁を乗り越えて、見事に突破しました。

この半年間の良さんの成長は著しく、未経験な領域にチャレンジし、壁にぶつかりながらも突破したその姿勢と行動はまさに「のびしろで戦う~White Space~」を体現しています。よってここに表彰いたします。

※LCとは「Lenet Care Center」の略で、リネットの提携工場のこと

受賞した加藤さんにお話を伺いました。

受賞者 加藤さんへのインタビュー

--受賞理由を聞いて、ご自身としてはどんな印象でしたか?

私は2019年1月に、CS(カスタマーサポート)から生産開発部に異動しました。過去のバリュー表彰「のびしろで戦う」部門は、生産開発部のメンバーが連続で受賞していたので、内心「次は自分だ」と意気込んでいました。
ところが現実は、そんなに簡単に取れる賞ではないことに気づかされ、道半ばでモヤモヤしていたんですね。さらにマネージャーからは「今回はまだだな~。良ならもっとできるはず!」と励ましの言葉をもらったりしていたこともあって、とても自分が受賞できるとは思ってもいませんでした。

そんな状態だったので、自分の名前が呼ばれたときは「本当に受賞していいのかな」というのが正直な気持ちでした。ただ、受賞したい!と思ってやってきたので、苦労の過程をしっかり見てくれていて、認めてもらえたのは嬉しかったです。

--CS(カスタマーサポート)から生産開発にジョブチェンジされて、一番大変だったことはどんなことでしたか?

あまりにもフィールドが違うので、ちゃんと成果を残せるか、組織のメンバーとして貢献できるのかという不安から、モヤモヤする日々が続きました。

--「モヤモヤ」は具体的に言うと、どんなものなんですか?

自分が部署に加わったのにブレークスルーを起こせていないな、という焦りが一番大きかったです。
私の強みは、「自信を持ってコレと決めて一点突破で進むところ」だと思っています。でも、生産開発部への異動後はクリーニングの現場感をキャッチアップしなくてはいけないうえに、提携しているクリーニング工場(LC)と信頼関係を築くことも重要で、正直言うと、自信を持って行動を起こせていなかったんですよね。

今回の受賞理由の一つに、「繁忙期のLCの人材採用への貢献」とありましたが、これも自分では「もっと良い関わり方があったのではないか」とか、「これまでの延長線上での動き方になってしまっていて、もっと前のめりで入っていけばもっと上手くできたはず」と思っています。

このように私自身はモヤモヤしていたのですが、それでも受賞できたのは何より部署のメンバーみんなの支えがあったからだと思います。

生産開発部の部署のミッションとしては、クリーニングの生産管理や品質管理に加えて、未来に向けたクリーニング生産点数のスケール化の対応があります。誰かが攻めの動きをしているときは、別のメンバーが守備に回り、誰かがキツそうにしているときはフォローし合い、「リネット」の生産や品質を担保しています。

そこでの自分の役目は、サブマネージャーとしてメンバーをフォローすることです。自分がこれまでしてもらったことを、他の皆にも返していきたいと思いながら行動しています。そして自分自身、自信を持って仕事を進められるように高みを目指していきたいですね。

--加藤さんが日頃、仕事で大事にしていることってどんなことですか?

「人に信頼されるような振る舞いをする」ことを心掛けています。
一人で完結する仕事はほとんどありませんから、仲間との信頼関係が仕事をするうえで、とても重要だと思っています。
具体的には、遅刻はしない、約束は守る、連絡をもらったら即レスするよう心がける、報連相を怠らない、といったごく基本的なことを徹底することです。これはプライベートでも同じです。

これまでのCSの仕事では、たくさんの部下を持つ機会が多かったのですが、過去には部下がついてこないという辛さを味わったことがありました。なので、とにかく人として「信頼を得る」ことが何より重要だと考えています。そして、信頼を得るためには自分自身が「誠実」であることが大前提です。

--これから、挑戦したいことを教えてください。

まだ挑戦中です(笑)!
会社として、サービスをスケールさせるフェーズに入ったので、生産開発部門としては、とにかくこれを実現したいです。そのためにサブマネージャーとしての役割はもちろんのこと、新たな領域に自らチャレンジしていきたいですね。

部署の中には、同じようにCSからジョブローテして大成したメンバーがすでにモデルとして存在しているので、自分も頑張るのみです!!



このインタビューでは、受賞しながらも良さんの苦悩と誠実さがあらわれていました。
「ブレークスルーできていないのでは」という葛藤があったようですが、生産開発のお仕事は、社内外それぞれ関わる方々の一つ一つのアクションの積み上げで達成するものだからこそ、一人でブレークスルーを狙うようなものではないのだと感じました。
良さんもそれに気づいて、日々、目の前のことに向き合い、挑戦し続けているのだと思います。

良さん、これからも頑張ってください! 受賞本当におめでとうございました!!

加藤 良(かとう りょう)
日本大学理工学部卒業。2010年 株式会社ベルシステムに新卒入社し、大手空調メーカーの問い合わせ窓口において、スーパーバイザーを経験。さまざまなクライアントのカスタマーセンターを担当後、2012年には50人規模のセンター長に就任。その後も複数のカスタマーセンターの立ち上げや管理業務に携わる。2016年12月ホワイトプラスに入社。リネットのCS(カスタマーサポート)を経て、2019年1月からは生産開発部のサブマネージャーを務める。趣味は、コンクリート巨大構造物を遠くからそっと見つめること。

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