こんにちは。ホワイトプラス人事マネージャーの田中です。
ホワイトプラスでは半期に一度、バリューを体現しているメンバーを讃える「ホワイトプラス Value Awards」を実施し表彰しています。
ここ数年はコロナ禍のため授賞式もオンラインで実施しておりましたが、3年ぶりに盛大に実施することができ、表彰状やトロフィーも直接手渡すことができました!
さて、2023年上期3つのバリューそれぞれの受賞者にインタビューをし、受賞の感想、受賞理由になった取り組みについてお話を伺いました。
ホワイトプラスの3つのバリューについては、こちらをご覧ください。
Value Awardsの受賞おめでとうございます!最初にそれぞれの受賞理由をご紹介します。
「のびしろで戦う〜White Space〜」
マーケティング部プロダクトマーケティンググループ 枝さん
プロダクトマーケティングは、リネットの「衣類」「ふとん」「くつ」「保管」の4つのサービス設計を担当している部門です。
枝さんは「衣類」のオーナーとして複数のプロジェクトをリードしました。特に、クリーニングオプションの利用促進のため、月替わりでおすすめのオプションを対象にしたキャンペーンを実施することでオプションの認知向上に繋げたり、注文フォームの改善などのUIの最適化を行うことで利益創出したことが評価されました。
「心遣いで仲間を笑顔にする〜All Happy〜」
エンジニアリング部CX開発グループ 德廣さん
2022年3月ご入社の徳廣さんは、所属チームの枠を超えて「システム基盤のメンテナンス」プロジェクトに加わり、積極的に保守性を高める開発に貢献しました。
静的解析(プログラムの品質を高める仕組み)の活用を推進するとともに、得られたナレッジをエンジニアメンバーに積極的に共有し、エンジニア組織全体の能力向上にも貢献した点が評価されました。リモートで困っている人を見つけては素早い反応で仲間を助ける行動を取られており、多方面から感謝の声が寄せられ、親切なキャラクターが愛されています。
「気づいたらすぐ行動〜From You〜」
生産開発部CSグループ 佐久間さん
佐久間さんはFromYouで二度目の受賞となり、ホワイトプラスの中でも主体性、行動力は群を抜いています。
お客様相談室長として、体制が未整備の時代から、様々な困難も乗り越えて今の相談室を築いていただきました。
2023年上期は、業務そのものを根本から見直したり、権限移譲を積極的に行うことで、これまで築いてきた体制に自らメスを入れ、最小リソースでの繁忙期対応を実現しました。また時にトラブルが起きれば、自ら積極的に関係先とコミュニケーションを取ることで早期解決を実現したことも評価されています。
まずは、受賞理由を聞いて、ご自身としてはどんな印象でしたか?
(枝さん)
まさか自分が受賞するとは思っておらず、びっくりしています。
全てのプロジェクトがそうですが、自分だけでなく、PRやデザイナー、エンジニア、そして生産管理の方々に支えられ、実現しています。
みんなでやった取り組みで実績が出て受賞に繋がったと思うので、本当にありがとうございます。これからもリネットのプロダクトを改善して、事業成長に繋げていきたいと思っています。
(徳廣さん)
古くなってしまったシステムを最新にアップデートすることに取り組んでいますが、まだ道半ばです。引き続きエンジニアリングが進めやすくするためにやっていきたいと思っています。
何か提案すると「じゃあやってみよう」と背中を押してくれる仲間たちに支えられて、本当にありがたい環境を作っていただいています。ありがとうございます。
(佐久間さん)
お客様に近いポジションにいるため、サービスで何かが起きた時に発見することが多いですが、自分一人で解決しているわけではなく、マーケティング部やエンジニアの皆さんのご協力を得て乗り切っており、いつも本当にありがとうございます。
イベントの最中も、現場のオペレーターやスーパーバイザーがお客様相談室をを運営してくれていて、そういった仲間に支えられての受賞なので、代表して賞をいただきますが皆んなで取った賞だと思っています。
枝さんが行ったオプションの利用促進ですが、なぜ実施することにしたのか?また、お客様にご利用いただくために工夫した点も聞かせてください。
クリーニングのオプションって、意外とご存知ない方が多いんです。
一方で、リネットのお客様はお気に入りの服を大事に着ていらっしゃる方が多く、オプションを利用している方は、その仕上がりをとても気に入っていただいているんです。私たちにとっても自信あるサービスなので、せっかくなら広く知ってもらってご利用いただきたいなというのがきっかけです。
ーー取り組みはどのように考えて進めていったんですか?
まずはお客様へのアンケートやインタビューから問題点を洗い出しました。
すると以下の3つのパターンに分けられました。
①そもそも知られていない
②知ってはいるが、効果や魅力が伝わっていない
③注文の仕方がわからない
その後は、社内で議論し解決策を考えていきました。
そして取り組んだのが、
・知っていただくこと、そして利用のきっかけを作るためのキャンペーン
・もう一つは、ご注文の際にオプションを選びやすくするためのUI改善です。
キャンペーンは、毎月おすすめのオプションを提案するようにしました。
例えば、3月なら花粉ガード効果も期待できる「ふんわり上質仕上げ」、4-5月は衣替えで冬の間ずっと着用したアウター類をお出しになることが多いので、しっかり汚れを落とす「ディープクレンジング仕上げ」と、撥水効果があり汚れもつきにくくなる「サラっと撥水仕上げ」の2つをご紹介しました。
(田中)確かにホワイトプラスに入るまでは、私もクリーニング店に行ってもオプションのこと意識したことなかったです。
(枝)そうなんですよね。効果もしっかりお伝えし、利用するきっかけを作ることで、利用率は目標以上に増えました。必要なものでなければ使っていただけなので、ニーズがあることが確かめられた施策となりました。
自分にとっては、社内の多くの部署を巻き込んで実現したプロジェクトなので、やりがいがとてもありました。各部署にヒアリングした時に、プロダクトに対してもっとこうしたいとう意見がたくさん出てきて、それを具現化していくのがとても楽しかったです。それを実現すると、こんな数字が出るんだと、プロダクトの今後ののびしろを実感する取り組みでした。
徳廣さんの基盤メンテナンスは、長くサービスやってると、それはとてつもないボリュームなのではないかと思いますが、どんな苦労がありましたか?
今回対応している基盤メンテナンスは、今までのプログラム言語やフレームワークのバージョンアップ作業に比べ、コードの互換性がなくなるという変化があり、影響が大きいため苦労しています。
言葉が時代によって変化するのと同じで、例えば「アベック」が「カップル」、「ズボン」を「パンツ」と言うのが主流になり、時代が進むと、元の言葉が通じなくなることがあると思います。プログラミング言語でも同様のことが起こるんです。
リネットはサービス提供して14年が経過します。なのでコードも歴史が感じられます。古くなり通じなくなったコードを最新のプログラミング言語のコードに置き換えないと期待した挙動をしなくなってしまうので、静的解析を使って、あるルールに則って検出し、置き換え作業をやっていきます。
もれなく探し出していく必要があるので、このルールを考えるところが非常に大変なんです。
ーー 置き換えられないものはないんですか?
もちろん、あります。
そういうケースは、元の挙動を一つずつエンジニアが目で確認して最新のプログラミング言語で表現する方法を考え対応します。
ーー なるほど、聞いただけで大変なことだと思うんですが、このプロジェクトに参加することになったのはどんな経緯からだったんでしょうか?
対応工数がかかり、加えて対応しなくてはいけない期限も迫っていたので、エンジニアを増やす必要がありました。
そのタイミングでは、自分が流動的に動きやすかったこともあり、声がかかりました。
自分自身はツールを導入することが好きなタイプでしたし、技術的にも難しいこと、不透明なことに挑むのも得意な方なので、自分が合ってるなと思いました。また、困っていることを解決するのが好きで、そういう状態を目にすると黙っていられない完全にフォロワータイプなんですよ(笑)
(田中)まさにAllHappyな方ですね!まだ対応は続いていると思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。
佐久間さん、二度目の受賞おめでとうございます。これまでの当たり前を見直すというのは、どのようなプロセスで考えていったのですか?
長年やってきたこともあるので、自分がやってきたことの否定でもあり、最初は変な意地もあったりしたんです(笑)。
ですが、業務の「整理整頓」を行うことで、組織の生産性は上がり、その結果、お客様のためにできることも増えるので良かったと思っています。
まず取り組んだのは業務の棚卸しで、日次・週次・月次の業務を200個近く洗い出すことから行いました。
時間がかかっている業務そのものを見直したり、そもそも本当に必要な業務かを問い直し、廃止したこともあります。
整理した上で、積極的に業務移管を進め、それぞれの役割の裁量を増やしていきました。
ーー メンバーの反応はどうだったんですか?
仕事量が増えてしまいますから抵抗はあると思ったので、最初は時間をかけ丁寧に説明をしました。ですが、実際にやってみたら、皆がどんどん自分ごととして捉えて取り組んでくれました。
その代わり、会社としても対応してくれている皆に応えるために、待遇面の見直しもしました。
受賞者コメントでも話したんですが、今では会社のイベントや研修があっても安心して参加することができるようになり、組織が強くなったと実感していますし、仲間にはとても感謝しています。
(田中)一段レベルが上がったのですね。日頃の佐久間さんとの信頼関係があったからこそなんだと思います!
あらためて二度目の受賞、ほんとうにおめでとうございました!!
会場での授賞式は緊張感もあり、そんな中で3人がお話しされたコメントはとても温かく、それぞれの人柄が伝わり、思わず胸が熱くなりました。
枝さん、徳廣さん、佐久間さん、インタビューありがとうございました。
あらためて、受賞おめでとうございました!!