【ホワプラの部署紹介#デザイングループ】デザインセンスがあればいいのか?デザイナーに期待する要素とは

こんにちは!人事の吉川です。

いままではヒトにフォーカスした記事が多かったので、ホワイトプラスの事業を支える各部署が、どんな仕事をしているのかの「部署紹介シリーズ」を始めたいと思います!

今回は、現在リネットマーケティング部デザイングループのマネージャーとして活躍する野末さんにデザイングループのミッション、今後の方向性などについて、お話を聞きました。

野末さんのキャリアや入社理由について、詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

狭義のデザインではなく広義のデザインを意識

--最初に、デザイングループとしてのミッションを教えてください。

デザイングループの仕事は、ホワイトプラスのビジョンからブレイクダウンして、あるべきだと思っています。

「新しい日常をつくる」、そのためのクリエイティブを作り続けるというミッションが大前提としてあるので、装飾的な「狭義のデザイン」だけではなく、サービス全体の「広義のデザイン」にまで関わっていく必要があります。
リネットが、ユーザーにとって無くてはならないインフラサービスになるよう、デザイングループも新しい日常を一緒につくっていきたいと思っています。

また現状は「クリーニング」にフォーカスしていますが、人々の課題やニーズを解決できるのであれば、クリーニングという枠に捉われずに、幅広い視野でのサービス展開をしていくと思うので、デザイングループとして、その先も見据えて仕事をしていきたいですね。

--デザイングループの業務内容を教えてください。

まず、リネットのプロジェクトには、デザイナーがすべて携わっています。
例えば新しい機能を作る時にも、その上流の部分からデザイナー自身が携わっていきます。
組織上、グループとして縦割りになっていますが、だからと言って境界があるわけではなく、全部にデザイナーが関わっていたりします。

恒常的にやっていくこととしては、お客様から得られたフィードバックや定量的に分析したものに対して、全体のUI/UXの改善もしていきます。

また、お客様にリネットを使っていただくためのキャンペーンや、アライアンスも含めた施策に付随するデザイン、クリエイティブまわりもすべてやっています。リネットのクリエイティブ以外にも、コーポレートやPRに関してもデザイナーが関わっています。

デザインの力でお客様により良い体験を

--基本的にはすべての部門と関わっているんですね。その中でも、いま特に注力している部分はありますか?

リネットのiOS/Androidアプリですね。アプリを提供開始したのが4~5年前ですが、基本的にWebからの注文が中心だったので、なかなかアップデートができていなかったんです。

ただ、昨年から今年にかけてアプリのアクティブ率がすごく上がっていることから、会社としてアプリに注力することに。デザイングループとしても、アプリを使いやすく快適に、より良い体験をしていただくための改善が、これから注力していくポイントになります。

iOSとAndroidのアプリごとにUIも変わってきます。基本的な機能やユーザー体験は変わらないのですが、UIにはOSに準拠したガイドラインがあります。そこはちゃんと抑えながらリネットの世界観は出しつつ、iOS/Androidユーザーに合わせたUIにしていきたいですね。

--アプリに注力して業務を進めていく中で、やりがいや面白さを感じるのはどんな時ですか?

数字で変化があると、やりがいや面白さというのは感じますね。
また、今は新型コロナウイルスの影響でできていませんが、お客様からデザイナー自身が直接フィードバックをいただく機会を作るようにしています。

それをデザインに活かして、お客様の体験向上にデザイナーが直接関われるというところが、やりがいや面白さを感じるポイントですね。

実は私もホワイトプラスに入る前から、リネットのユーザーだったんですよ。アプリも使っていて、とても良いサービスだと思っていたので、さらなる改善に自分が役立てることがあるんじゃないかと思って入社したことを覚えています。

--逆に、難しさを感じるところはありますか。

リネットがサービス開始して10年程経つので、いろいろと積み上げてきたものがたくさんあります。それはもちろん財産として積み上がってきたものから、解決しなければいけないことも、どちらもあります。

今後もサービスを何十年と続けていく上で、さらなる改善は避けては通れないところです。そこは、デザイナーももちろん向き合っていきますが、デザイングループだけではなく、他部署とより密にコミュニケーションを取りながらやらなくてはいけないと思っています。

『バリュー』をベースに仕事を進める

--次に、デザイングループのメンバーや、仕事の進め方について教えてください。

今はデザイングループに6名いまして、私がマネージャーをしています。正社員としては私の他にリードデザイナーが1名、メンバークラスとして今年入社した新卒のデザイナーが1名います。あとは業務委託のデザイナーが3名いる状況です。

仕事の進め方としては、基本的にバリューを意識して仕事をしています。
バリューについて詳しくはこちら

「のびしろで戦う」では、どこを改良すれば数値が上がり、もっとお客様が良い体験ができるか、のびしろがどこにあるのかを意識して、仕事を進めています。

「心遣いで仲間を笑顔にする」では、まわりが困っていたら助ける、悩んでいそうだったら声を掛ける。

「気づいたらすぐ行動」では、自発的に「自分に何かできることある?」とか、「これは私やっておきますね」とかメンバー全員で声をかけあうよう心がけています。今は特に、新型コロナウイルスの影響で原則在宅勤務のためコミュニケーションが取りづらい状況なので、より密に連絡を取り合うようにしています。

今回はzoomでインタビューしました。本棚がおしゃれ。

意識的に「のびしろ」を見つけていく

--デザイングループとしての課題があれば教えてください。

さまざまな部署と関わるので、各部署からの依頼が多いです。そこの依頼を捌き切ることは、シンプルだけど難しいと思っています。

デザイナーはデザインだけでなく、マーケティングやエンジニアリングの領域まで関与します。横断的に仕事をしていく上で、そのスキルは重要になるので、全員が身に着けて伸ばしていきたいと思っていますね。

--グループ全体のレベルアップが肝になってきますね。

仕事って、入ってくるものだけをやっているとそれだけになってしまいます。必要なものはやるにしても、意識的に「のびしろ」を見つけて伸ばす仕事をしていかなければいけないんですよね。

各部署の依頼に応える事はもちろん重要ですが、デザイナーとして意志を持ち、自ら仕事を推進できるチームにしていきたいと思っています。
デザイナーとして会社に入ったからには、デザイナーとしてやれることをもっと探してやっていきたい。その思いをグループ全員に持ってほしいと考えています。

単に「デザインだけ」をしていればいいのではない

--野末さん個人としての今後の展望を教えてください。

まずはお客様の解像度をさらに上げること、その上でいろいろな課題を解決し、改善していきたいと思っています。いつかはクリーニングという枠を超えて、リネットが人々にとっての生活の一部、インフラのような存在になれるようにデザイナーとして貢献していきたいですね。

例えば今は、衣類、保管、布団、靴を別々のフォームで注文する必要がありますが、まとめて注文したい時に不便ですよね。ユーザーがより良い注文体験ができるようにひとつひとつ解決していきたいです。

また、デザイングループもそこに合わせて包括的に全体のデザインが見られるようになりたい。リネットだけではなく、ホワイトプラスの新規事業も含めた全体のデザイン、クリエイティブを担うところを目指したいですね。

私個人としては、2019年の夏からデザイングループのマネージャーをしていますが、マネージャーになって昔よりプレイヤーとして手を動かせなくなりました。デザイナーって、基本的に自分でデザインをしたい人が多いと思っていて、私自身も当初はマネジメントとプレイヤーの狭間で揺れていました。正直、今もその難しさは日々感じています(笑)

ただ、上記の「リネットを生活の一部、インフラのような存在にしたい」「ホワイトプラス全体のデザインをもっとやっていきたい」の想いを実現するために、今後はマネージャーとして、ビジネスサイドからエンジニアリングも含めた全体を横断的に見られるように、さまざまな挑戦をしていきたいですね。

主体性を持って行動し、影響を与え続けてほしい

--これからの仲間に期待することを一言お願いします。

テクニカルな部分では、アプリも含めたUI、UXのデザインとビジュアルデザインやグラフィックデザインができるとすごくいいと思います。

業務的なところで言うと、サービスやお客様のことを自分ごととして捉えてくれるといいですね。やっぱり活躍していただく上でそこはすごく重要ですし、チームで働く上ではスキルよりも重要だと思っています。

ホワイトプラスのバリューに合っていて、その上で主体性を持ってガンガン自走してくれる人、グイグイ前に進める人。そんな人がいると、デザイングループだけじゃなく他の部署にも影響を与えて、より活発に進んでいくと思うので、自発的に能動的に進めてくれるような人と一緒に働きたいです。


野末さんありがとうございました!

野末 浩之(のずえ ひろゆき)
アパレル関連企業やWeb制作会社、事業会社において、グラフィックデザインやWebデザイン業務に従事。2018年6月にホワイトプラスに入社し、リードデザイナーとしてリネット全体のデザイン業務を担当。現在はデザイングループのマネージャーとして、デザイナー組織のマネジメントにも従事する。好きな食べ物は和菓子(特におはぎが好き)

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