当たり前を疑い、リネットの感動品質を実現するために生産オペレーションの標準化に挑む「のびしろで戦う~WhiteSpace~」

こんにちは。人事の山本です。

ホワイトプラスでは半期に一度、バリューを体現しているメンバーを讃える「ホワイトプラス Value Awards」を実施し表彰しています。

2020年下期に「のびしろで戦う~WhiteSpace~」を受賞した、品質・生産管理グループの中山さんにインタビューをし、受賞の感想、仕事に関する価値観についてお話を伺いました。

「のびしろで戦う~WhiteSpace~」とは具体的にはどんな行動なのかについては、こちらをご覧ください。

中山さんの受賞理由は、仕組化することでチーム全体の成長を牽引し、事業に貢献したから

具体的には以下を実現。

  • クリーニング前の検品オペレーションの改革
  • 感動品質を実現するためにお客様からの「キレイ」スコア大幅向上の設計と実行による大幅改善
  • お客様をお待たせしないキャパ管理の可視化

--まずは、ご自身が受賞されたとわかったとき、どんな気持ちでしたか?

正直うれしかったですね。
歴代、生産開発部でWhiteSpaceを受賞しているメンバーが多かったので、自分も欲しいと思っていました。なので、今回WhiteSpaceを受賞することができて素直にうれしかったです。やはりバリュー表彰の受賞は、モチベーションになりますね。

--受賞理由を聞いたときはどんな印象でしたか?

自分ひとりで行ったことではないので、少し後ろめたさがありましたね。受賞することができて感謝の気持ちももちろんありましたが、ほんとにいいのかな?と思いました。

でも、同じチームのメンバーがとても喜んでくれたんです。
前回のバリュー表彰の際にチームから受賞者が出なかったことから、「取り返した!」と喜んでくれているのを見て、受賞できてよかったな、と思いました。

あとは、入社してまだ数か月だったのですが、周りのメンバーが時間を割いて丁寧に教えてくれたこと、そしてまだ信頼のない中で、部長や役員が自分に仕事をまかせてくれたから受賞できたんだな、という気持ちが大きかったです。

--検品のオペレーションはなぜ改善しようと思ったのですか?

背景としては、生産開発部の中で、検品業務を標準化することで生産をスケールしていこうという動きがあり、それを自分が担うことになった、ということがあります。

検品業務とは、お客様から送られたお洋服を「検品担当者」が一点一点検品し、そのデータを「入力担当者」が入力していく、というものなのですが、作業内容を可視化していったところ、検品担当者の方が作業時間が多いことでボトルネックとなり、生産性が70%落ちている ことがわかったんです。
生産性を落としてまで二人でやる必要があるのかと思い、それなら一人で検品してしまえばいいのでは、となったんです。

--オペレーションが変わることになりますが、スムーズに変更できたのですか?

思っているよりはるかにスムーズに変更できましたね。
一人で検品する場合、二人で行うより確かに効率的なのですが、 専門用語では「セル生産」といい、担当者に高いスキルが必要になり負荷をかけてしまうことがデメリットなんです。

しかし、検品を担当している方たちは、全員スキルが高く何をやらなければならないのか理解している方たちだったので、一人でも問題なく行うことができました。
実際、担当者からも、「相手に会わせる必要がなくなって、一人で行うほうが効率的だ」という意見が多かったですね。

--仕事の進め方で大事にしていることってありますか?

自分は、新しいことを実施したり取り入れることでよくしてこうというよりは、何かをなくすことでよくできないか、と考えるようにしています。

例えば一人検品についても、新しく何かを取り入れるのではなく、何を省けるかを最初に考えるようにしていた結果だと思っています。

余計な機能をつけて優位性を出すより、いらないもの・無駄なものを省いてシンプルにすることで優位性を出すことが好きですね。

実は家でもそういった考えのもと生活していて、一枚洋服を買ったら一枚捨てる、といった形で、シンプルに暮らしています。

でも、愛着のあるものはずっと大切にしていて、先日破れたカーディガンを捨てたんですけど、そのカーディガンは23年愛用していたのもでした。


カーディガンを23年も愛用していたのはすごいですね。
無駄を省くことで良くすることができるものもある、というのはとても勉強になりました。
中山さん、インタビューありがとうございました。
あらためて、受賞おめでとうございました!!

中山 剛次(なかやま こうじ) 
グロービス経営大学院 経営研究科 経営専攻 修了。電機メーカーや化粧品会社にて11年間エンジニアとして勤務した後、Amazonの入荷部門において生産管理業務に携わる。2019年12月ホワイトプラス入社。現在 生産開発部において、保管スケールプロジェクトを推進中。

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