こんにちは。人事マネージャーの田中です。
ホワイトプラスが運営する宅配クリーニング「リネット」は、2024年7月末にWebサイトを大幅リニューアルしました。
ずっと以前から構想がありましたが、なんと1年半かけての大型プロジェクトでした。
今回はプロジェクトを推進したマーケティング部 梅ノ井さんとデザイナー 野末さんにお話を伺いました。
--まずは、リニューアルの背景について教えてください。
(梅ノ井)
宅配クリーニング「リネット」には「衣類クリーニング」「布団クリーニング」「靴クリーニング」「保管付きクリーニング」と4つのサービスがあるのですが、長い間別ドメインでそれぞれに運営していました。
かねてから、Webサイトを一つにしてお客様に他のサービスも知っていただきたいと社内でも声が上がっていたのですが、Webサイトの修正や改善にエンジニアやデザイナー工数がかかってしまうという課題がありました。
--今回のリニューアルで実現したかったことはどんなことでしょう?
(梅ノ井)
実現したかったことは、Webサイトを一つにまとめてお客様にとって使いやすくすること、またCMS化することでサイトを更新しやすくすることです。今回のリニューアルによりPDCAを回しやすくなり、やりたい施策をスピーディーに実行できる土壌が整ったと思います。
(野末)
デザインの観点では、4つのサービスのデザインを統一したいと思っていました。今回、デザインシステムを構築し、リネットのデザインとはどうあるべきかのガイドラインを整備しました。これまでもデザインガイドラインはありましたが、リネットのターゲットを整理し、それに合わせてブラッシュアップし、細部まで定義していきました。
(田中)デザインシステムができると、どんなメリットがあるんですか?
(野末)
デザインシステムは、デザインに関するあらゆる情報を構造化したものです。網羅的に細かい部分まで明文化することで、サービス全体の統一感も出ますし、更新性も上がります。また、社内全体に浸透させることができるのもメリットです。
--お二人がこだわったポイントを教えてください。
(梅ノ井)
ステークホルダーが多く、ユーザビリティやデザイン性、SEO、オペレーションの観点など考慮すべきポイントが複数ありました。それらの落とし所を探して最適解を探ることにこだわりました。
また、今きれいに作るというだけではなく、先々にサイトをアップデートしやすいようなサイト構造やコンテンツ内容を考えて作りました。
(野末)
今回、膨大な全ページを見直し、リネットらしさ、使いやすいデザインに落とし込むところにはこだわりました。
デザインチームだけではなく、外部パートナーと進めていくときに「リネットのデザインとは?」から理解いただき、デザインを作れる状態にすることにもこだわりました。そのために、制作過程でのコミュニケーションで認識のギャップを埋めることは特に意識しました。
(田中)いくら明文化しても、デザインするとなると人それぞれ捉え方が違うこともあるので大変ではなかったですか?
(野末)
そうですね。社内のデザイナーの場合は、ターゲット設定がライフスタイルの価値観まで細かく言語化されていたので、それが手がかりになってデザインにも落とし込みやすかったと思います。
一方で、社外のパートナーの場合は、言葉でお伝えしても、やはり最初のデザインアウトプットは方向性がずれることはもちろんあります。参考とするデザインを基にすり合わせを入念にやることでギャップを埋めていきました。
--長期プロジェクトとなりましたが、苦労したことはありましたか?
(梅ノ井)
メンタル面の一言です(笑)!途中で先は見えなくなるし、スケジュールが押すことは多いですし。
外部の会社にも入っていただきましたが、そこで提案いただいたことを実現できないこともたくさんありました。遠いな….と思うこともしばしば。
野末さんとはSlackのやり取りやオンラインミーティング、飲みにも行きましたよね(笑)
(野末)
ホワイトプラスでこんな長いプロジェクトはなかったんじゃないかと思うんです。
目的も複合的で4つくらい実現したいことがあるわけですよ(笑)。
(梅ノ井)
特に昨年末頃はつらかった。。。思い切って年末年始10日連休にしたらリフレッシュできました。プロジェクトの中盤でリセットできたことで、みんなも切り替わったと思います。
長期間やってると、途中で目的を見失うことがあるんですよね。目的をぶらさず、向かい続けているか問い続けるのが大事だと思いました。プロジェクトメンバーの足並みを揃え続けるところは大変でした。
--多くのメンバーと実現したプロジェクトだと思いますが、プロジェクトリードする際に気をつけていたことはありますか?
(梅ノ井)
定例ミーティングでは話しやすい雰囲気を作りました。会議って、報告だけで終わってしまって、何も決まらなかったということもありますよね。形式的にならないよう、できるだけ議論できる環境を作りました。
それぞれが迷っているポイントを出し合って壁打ちする。逆に時間内で終わらせるようにするところは苦労しました。時間内に終わらないものは、個別にコミュニケーションを頻繁に取って話していました。
(野末)
コミュニケーションはかなりたくさん取りましたよね。あと、梅ノ井さんは報連相をとても細かくやってくれていたと思います。
(梅ノ井)
それと、リリースをオンスケでやることにはこだわり、優先順位つけて判断するようにしましたね。
(田中)
ヒヤヒヤすることもきっとあったと思いますが、予定通り7月中にリリースしましたものね!ほんとうにお疲れ様でした。
--最後に、リネットを使ってくださるお客様にメッセージをお願いします。
(野末)
リニューアルはしましたが、スタートラインに乗ったばかり。お客様にとってまだ使いにくいところがあったりするので、引き続き改善をしていきます!
(梅ノ井)
野末さん同様ですが、これからも改善し続けます!!
これまでお客様から声を寄せていただいても、なかなか対応できないこともありましたが、これからはできるだけ反映できるようにがんばります!
お二人ともありがとうございました。
ぜひリネットをご覧になってみてください!