こんにちは。HRグループの仙波です。
宅配クリーニング「リネット」では、Instagramを中心にSNSで発信を行っています。
Instagramでは、リネットの利用方法や特典のご案内だけでなく、季節ごとのお悩みや、お客様からの声に応える衣類ケアのお役立ち情報を発信しており、2024年11月時点で1000を超える投稿がされています。
今回の記事では、SNSコンテンツ制作の裏側に密着し、撮影風景や、SNS発信についての想いなどをご紹介できればと思います。
SNS向けコンテンツづくりの流れ
リネットのSNSコンテンツは、以下の流れで作っています。
- SNSチームで、投稿内容のアイデア出し
- 台本作成、撮影場所や小物などの事前準備
- レンタルスタジオなどで撮影を実施
- 写真や動画を編集
- 投稿
どのようにコンテンツ制作をしているのか、都内のレンタルスタジオで撮影があると聞いたので、撮影の様子を見学させてもらいました!
撮影スタート!
撮影は、SNSチームのメンバー3名で、オフィス近くのレンタルスタジオで実施しました。
撮影当日の流れとしては、まずは台本を共有し撮影の流れを確認→カットごとに撮影を進めています。
まずは玄関で、帰宅風景の撮影から。クリエイティブ担当の社員が監督を務めており、演技指導が入ります…!
約50カットの撮影を順番に行なっていきます。
編集で繋いだ際に違和感がないよう、設定の時間帯に合わせてスタジオセットを調整し、着ている服などを整えながら進めていきます。
撮影した動画を確認しつつ工夫を凝らしながら、4時間程度で撮影は終了しました。
宅配クリーニング「リネット」が、SNSで衣類ケアを発信する理由
クリーニングサービスを提供しているリネットが、なぜクリーニングだけでなく、衣類ケアを発信しているのか。Instagramで発信しはじめた理由や背景にある思いについて、インタビューをさせてもらいました!
--まず、リネットがSNS発信を始めたきっかけや理由って何ですか?
リネットをご検討/ご利用されている方に、安心感を持っていただきたかったからです。
そもそも、クリーニング店とリネットのような宅配クリーニングの大きな違いは、サービスをご利用いただく中で、「相手の顔が見えないこと」。
顔が見えないので、「自分の大切なお洋服を丁寧に扱ってもらえるのか」「自分の要望は伝わるのか」など、ご不安に思われる方もいるのではないかと。
実際にリネットをご利用いただいたお客様にお会いした際に、「利用前は顔が見えなくて、なんとなく不安だった」という声を聞くこともありました。
そのため、リネットを知っていただいた、もしくはすでにご利用されている方に、SNSでの情報発信を通じて、リネットに安心感や信頼感を持っていただくことを念頭に置き、アカウントを運用しています。
現在は、クリーニングのプロが、アイテムごとの正しい洗い方やお手入れのコツ、クリーニングに関する情報、リネットのよくある質問、リネットのお客様の声などを発信しています。
--なぜ、クリーニングだけでなく、洗濯やお手入れなど衣類ケア全般について発信をするようになったのですか?
世の中に、服を長く大切に着ていただくことを啓蒙していきたいからです。服を長く大切に着ていただく手段は何もクリーニングをすることだけではありません。お洗濯やクリーニングを上手に活用し、衣類の素材や特徴に合わせたお手入れが必要なんですが、これがなかなか難しいことなんだと思います。
実際に以前、お客様にアンケートを取った際に、約4割の人が「ニットの洗濯で失敗した」と回答されていたんです。「自宅で洗ったらニットが縮んでしまった」「洗ったらしわくちゃになり、捨てることに…」などなど、ニット以外にも「食べこぼしのシミが落ちない」「コートのお手入れってどうすればいい?」「何をクリーニングに出したらいいの?」「ダウンってクリーニングしないとダメ?」なんて声も。
クリーニングのプロが教える衣類ケアを発信し、みなさんの悩みを解決することで、服を長く大切に着ることを啓蒙するとともに、ひいてはリネットというサービスに安心感や信頼感を持っていただけたらと思って、発信しています。
--投稿頻度、撮影方法などで工夫していることはありますか?
みなさんの悩みが何かを具体的にイメージするということを大切にしています。
チームメンバーで企画を持ち寄った際に、「実際はそういう悩みを持ってる方ユーザーは多くないのでは?」「検索ボリュームを見るとAよりもBの悩みに焦点を当てたほうがいいかも」など、企画会議で議論して、企画の方向性を決めています。
自分自身もいちユーザーとして企画を見たときに、その悩みに共感できるかどうか、解決策を知りたいと思えるかどうか、その悩みを持っている人は多いのかどうかを大切にしています。
また、みなさんがまだ知らないであろう情報を届けることも意識しています。
例えば、最近よく目にするSDGs × ファッションをテーマにすると、まだ着られるにもかかわらず大量の衣服が廃棄されているという問題があります。
この問題は食品ロスに近いので想像がつくかもしれませんが、一方でその解決策として、洗濯やクリーニングで適切にお手入れをして、現在よりも1年衣類を長く着ることで、日本全体で4万トンの廃棄量の削減ができることを知っている人は少ないかもしれません。
クリーニングは、愛着のある服を長く大切に着るためのケアサービスであること、1着を長く着ることも実はサステナブルな行動である、ということはまだまだ知られていません。
これ以外にも、洗濯では落ちにくい汚れでも、実はクリーニングでは落ちやすい、といった情報も知っている人は少ないと思います。ユーザーが知りたい情報を伝えることを意識しつつも、一方でクリーニングサービスを提供する立場として、ユーザーに知っていただきたい情報を、ユーザーに興味を持っていただけるような形で、わかりやすく伝え、啓蒙することも意識しています。
--現在(2024年11月時点)、Instagramの投稿数は1000を超えている状態ですが、アイデアはどうやって出しているのですか?たくさん投稿しているので、アイデアが尽きてしまいそうな気もしますが…
そこに知恵を絞るのが、仕事なので・・笑
アイデア出しの方法でいうとわかりやすいのは、他社やインフルエンサーのアカウントでどんな投稿が人気かをリサーチして活用しています。
また同じ情報を伝えるにしても、切り口や表現の仕方次第で、伝え方は無数にあると思います。
例えば、宅配クリーニングサービスを男性が使うのか女性が使うのかでも伝え方は異なりますし、シミの落とし方でも、醤油のシミなのか化粧品のシミなのか、シミの種類によっても落とし方は異なります。
さらにその情報を写真なのかイラストなのか、動画なのか表現の仕方でも異なります。
「アイデアは既存の組み合わせ」とジェームズ・W・ヤングの有名な言葉がありますが、まさにそのとおりで、いろんな要素を組み合わせながら、ユーザーに楽しんで投稿を見ていただけるように工夫しています。
みなさんに役立つ情報をわかりやすくお伝えするため、日々、工夫を凝らしながらSNSコンテンツづくりをされている様子をお届けいたしました。
SNSチームのみなさん、ありがとうございました!
みなさんもぜひリネットのSNSをご覧になってみてください!