輪読会、ワークショップ、共有会…なぜ「エンジニア勉強会」が続いているのか、取材してみた

こんにちは!内村です。
今回は、エンジニア勉強会について紹介します!

エンジニア勉強会とは、ホワイトプラスのエンジニア主催でおこなっている、エンジニアどうしで技術知識を高めるための会です。
本を読む輪読会から、ワークショップ形式のものまで、さまざまな内容で開催されています。

まず、エンジニア勉強会を見学してみました!

エンジニア勉強会についてインタビュー…の前に、まず「どんな雰囲気で開催しているの?」と気になった私は、ワークショップ形式のLaravel勉強会を見学させていただきました。

今回の勉強会は、2022年3月に入社した德廣さんが主催。
Laravelは、ホワイトプラスの宅配クリーニングサービス「リネット」でも使われているフレームワークで、コードを読んだり、動かしてみることで、Laravelの力を高めるのが目的ということです。

主催者お手製の資料で読み合わせ

参加者は主催1名+メンバー5名(+私)。德廣さんチーム以外の人も有志で参加しています。
講師の德廣さんが資料を作って読み合わせをした後で、出された課題を各自が手元の作業を進めていく形式です。

途中で「終わった人は挙手してください」など、進捗を合わせながら進めていきます。
(オンライン通話ツールを使いこなしているのは、さすがエンジニア)

講師のプログラム画面を見せながら、引っかかりやすいポイントを口頭で補足しつつ進めていきます。

コメント欄も活発に使って、ワークショップの作業進捗が遅れているメンバーへのアドバイスや、感想を共有する場面もありました。

コミュニケーションが活発!

見学した中で印象的だったのは、エンジニア同士のコミュニケーションが活発だったことです。

講師以外からも、他のメンバーに「手元の作業の実行や、理解が追いついているか?」を尋ねたり、チャットでアドバイスを送ったりと、助け合っているのがわかりました。全員で場づくりをしている雰囲気がよかったです。

今回は第1回ということで、チュートリアルも交えつつ進んでいましたが、その後も第2回、第3回、…と、より深い内容を含めて開催しているとのことでした。

どうして開催しているの?勉強会を主催したことがあるエンジニアにインタビューしてみた

毎回こんな感じで進めているのか、そもそもどうして勉強会が始まったの?など、勉強会を主催したことがあるエンジニアの皆さんにインタビューしました!

インタビューに答えてくれた社員
仲見川:2016年入社。リードエンジニア。現在は主にアプリ(AndroidとiOS)開発を担当。
井上:2020年入社。リネットの生産部門のシステム開発を担当する部門のマネージャー。
田中:2021年入社。リネットのWeb開発を担当する部門のマネージャー。
德廣:2022年入社。リネットのWeb開発を担当。

勉強会は「必要に応じて」開催するもの

ーーまず、エンジニア勉強会が始まったきっかけはなんですか?

仲見川:勉強会自体は前からちょくちょくあり、エンジニア書籍の輪読会などを不定期で開催していました。最近になって、新卒エンジニアを採用したことや、中途社員の德廣さんが入ったこともあり、メンバーの認識合わせのためにも頻繁におこなわれるようになった形ですかね。

田中:そうですね。勉強会が目的というよりも、必要に応じて自然に始まっているように感じます。私はCX開発グループのマネージャーなのですが、メンバーとの1on1や毎週の振り返りなどで「このあたりが苦手」という声があれば、それなら勉強会を開こうか、という流れで始まることもあります。

ーー自然と開かれるようになっていったのですね。最近はどんな勉強会がありましたか?

德廣:この前、僕が主催したLaravel勉強会は、知識の定着が目的でした。Laravelで開発していたとき、新卒メンバーから同じような相談がありました。相談に個々に回答することもできますが、チーム力の向上には繋がらないという課題感を持っていたので、勉強会を開くことにしたんです。全員で知識を共有できますし、ベテランメンバーも知らなかったことを発見できる場になったかなと思います。

仲見川:以前は、全員で開発の認識を揃えるために、輪読会を行ったこともありました。全員に「本を読んで」とお願いするのは現実的ではないので、一緒に本を読むことで知識を身につけやすかったのと、詳しい人が解説したり、みんなで話し合いながら理解を深められるのがよかったです。

あと、毎週開催している会として、お互いの業務知識を共有しあう「ドメイン知識共有会」があります。お互いにリネットの仕組みを共有しておくことで、例えばその人が初めて触る部分であっても、ある程度前提知識が備わっているため、スムーズに開発に取り組めるメリットがあります。

ーー色々な目的の勉強会があるんですね。

井上:チーム開発の場合、ディスカッションから意思決定するパターンがあるので、その際に背景知識を共有していないと、話が噛み合わないことがあります。輪読会や勉強会で背景を揃えておくのが、チーム開発がうまくいくコツだと思います。

ーー勉強会の効果を実感できたことはありますか?

仲見川:去年から今年にかけて開催した輪読会は、成果がありましたよね。

田中:確かに、あの輪読会の内容に立ち戻ることが何かと多いです。「著者はこう言っているけど、うちの場合はどうだろう?」とディスカッションの材料になったり、「ここは本に従っておこう」と指針にしたりします。

仲見川:みんながその本をベースに会話できているので、認識が揃っていて、進めやすいですよね。プログラムって、同じように動くプログラムでも色々な書き方があるので、チーム開発においては、それぞれが異なる書き方をすると混乱してしまいます。今回、輪読会で共通認識を持つことができたので、リネットの開発はこうしていこうとプラッシュアップされていったと思います。

田中:あとは「質問が減ったな」など、体感的にわかる成果も多いですね。

ホワイトプラスの勉強会の特徴と、これから

ーーホワイトプラスの勉強会に特徴はありますか?

仲見川:実務に即して開催することが多いのが特徴だと思います。自分たちが日々業務に当たる中で、「こういうことを知っておいた方がいいよね」と感じた内容をテーマにしていますね。

井上:あとホワイトプラスは、色々な人が開催してくれたり、自発的に開催されるのも特徴ですよね。お互いに知識を共有しあえる機会が多いのも、ホワイトプラスの勉強会のいいところだと思います。

ーーこれから、勉強会をどうしていきたいですか?

德廣:チームが辛くならない、楽しくなるために勉強会を続けていきたいですね。学ぶことで「わからなくて辛い」感情をなくすことができるので、業務が楽しくなるはずだと。また、各々が勉強会を主催するなどチーム力が高まれば、勉強会を通して、エンジニアが最終的に目指すQCD(品質、コスト、納期)にも繋がると思っています。

田中:今は課題を元にした勉強会が多いですが、例えば仕事の進め方など、社会人としてのベース部分には手を広げてみたいです。あえて機会を設けないと学べない部分なので、有意義なのではないかと思います。メンバーにウケるかどうかはまた別ですが…。

井上:勉強会は「教える人と教えられる人」だけではなく、「参加した人どうしのコミュニケーション」の場だと思います。一方向ではなく、エンジニアどうしがワイワイ意見を交換しあう場づくりをすることで、開発体験を楽しくできると思います。これからも場づくりを続けていきたいですね。

仲見川:私としては、エンジニアとしての幅を広げる方向性もやってみたいです。自分がアプリエンジニアなので、サーバーサイドのメンバーで興味がある人がいれば、ぜひアプリ開発の勉強会をやってみたいなと思います。

井上:それに参加したいですね。

德廣:僕も参加したいですね。

田中:みんな技術好きだなあ(笑)


エンジニアのみなさん、ありがとうございました!

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